今回は、宅建の過去問で点数がなかなか取れない時の勉強法を解説します。
宅建では、過去問を中心とした勉強方法が重要ですが、ただやれば良いわけではありません。
適当なやり方では、せっかく勉強しても、努力が無駄になってしまいます。
そこで、今回は通信講座を利用して2回目で合格したM・クボイが、次のことを解説します。
- 宅建の過去問で点数が取れない時の勉強法
- 宅建の過去問で点数が取れない理由
- 宅建の過去問で高得点でも本試験で点数が取れない理由
- どうしても宅建の過去問で点数が取れない時
宅建の過去問で20点しか点数が取れない時の勉強法
せっかく宅建の勉強を頑張っているのに、点数が取れないと落ち込んでしまいますよね。
その理由は、正しく勉強できていないからかもしれません。
過去問を使った正しい勉強法について、見てみましょう。
勉強方法を改善するヒントがあるはずですよ。
分野別と一問一答問題集を中心に勉強する
過去問で点数が取れない時は「分野別」と「一問一答問題集」を中心に勉強してみてください。「年度別」の過去問よりも、「分野別」と「一問一答問題集」の方が勉強がはかどります。
分野別過去問は体系的な過去問で、一問一答問題集は肢を一つ一つ解くことに特化できます。なので暗記には適した過去問と言えます。
また、宅建試験は、7割が過去問の焼回し。特に、「分野別」と「一問一答問題集」で勉強するほうが圧倒的に効率が良いのです。
一方、テキストを中心に勉強していると、出題傾向の重要ポイントが分からず、不要な部分まで勉強してしまいます。
つまり、テキスト中心に勉強していると、時間を浪費してしまう上に、学習効率が大きく下がってしまうのです。
「年度別過去問」で勉強していると、体系的ではないので、知識が散らばってしまい勉強には効率が悪いです。
もし「年度別過去問」を使う時は、総仕上げ的な感じで、時間を測って勉強することをおすすめします。
点数が取れない時は、必ず分野別と一問一答の問題集をまず活用しましょうね。
過去問の✕の肢ごとの理由を説明する
過去問を解く際は、×の肢ごとの理由を説明ましょう。理由を説明できるようになれば、かなり理解が深まるからです。
理由を説明するには、知識を深く理解していなければなりません。
第3者に説明するつもりで解くようにしてください。説明できない部分は、過去問の解説を読んだり、テキストで理解を深めていきましょう。
テキストは参考程度にする
テキストは参考程度にしましょう。テキスト中心に勉強すると、学習効率が下がるからです。
理由は先ほども述べましたが、テキストの中には出題されない知識もあります。その知識を覚えるだけ時間の無駄。
重要ポイントに絞って、効率良く勉強するには、過去問を中心に学習する必要があるのです。
ただ、勉強を始めた初学のときは、テキストをざっくり読むこともおすすめします。
最後までとにかく過去問を解きまくる
過去問で点数が取れないときでも、最後まで、とにかく過去問を解きまくりましょう。過去問を解くことこそ、最も学習効率の高い勉強法だからです。
勉強をしていると、不安や焦りから別の勉強方法に手を出してしまう人がいます。これはNGです。
途中で、思うように過去問の点数が伸びない時期も来ますが、それは大きく成長する前触れです。誰しもが通る道だと言えるでしょう。
✗の肢はどうして☓なのか。説明できるように一つの過去問を最後まで解きまくりましょう。
いずれ大きく点数が伸びる瞬間が来ますので、最後まで勉強方法を変えずに過去問を解きまくってください。
宅建の過去問で20点しか点数が取れない理由
宅建の過去問で点数を取れない理由は、いくつかあります。
代表的なものを挙げましたので、当てはまるものがないか参考にしてみてください。
1つでも心当たりがある方は、状況を改善する必要があります。
勉強の質と勉強時間が足りない
1つ目の理由は勉強の質が低く、勉強時間が足りていないことです。
勉強せずに点数が上がることは、まずありません。
心当たりのある方は、スケジュール管理や勉強方法のリサーチを行いましょう。
このまま学習しても、時間を浪費してしまうだけです。
当サイトでも、スケジュールの管理方法や勉強方法について解説しています。
よければ参考にしてくださいね。
過去問を丸暗記して覚えてしまってる
過去問を丸暗記している方は、本試験で得点が伸びづらいです。過去問を覚えているだけで、宅建の知識を覚えていないからです。
過去問を暗記すれば、確かに過去問の点数は伸びるでしょう。でも、残念ながら時間を無駄にしているようなものです。
過去問は「知識の理解度」を測るツールです。暗記するためのものではありません。
暗記を目的にしている方は、今一度、勉強方法を見直しましょう。
✗の肢の理由を説明できるかどうかの勉強方法が大事です。
このまま丸暗記していたら、不合格になる可能性が高くなってしまいます。
そもそも過去問は点数を取るものではない
そもそも、過去問は点数を取るものではありません。先ほども述べましたが、知識の理解度を測るためのものです。
過去問を解く際は、✗の肢の理由を1つ1つ紐解きながら、分からない部分を把握して行きます。最後に理解できていない部分を、テキストで振り返るのです。
最初は時間がかかりますが、コツコツやっていくうちに多くの問題が解けるようになるので嬉しくなってきます。
この方法が最も合格への近道ですので、焦らず過去問を解きまくってください。
2つ以上の過去問で勉強してる
2つ以上の過去問で勉強していると、点数が伸び辛いです。それは、過去問ごとに説明が微妙に違うため、理解が深まりづらいからです。
私も複数問題集を購入しましたが、最後に使ったのは1冊だけでした。
それぞれ言い回しが違うので、混乱してしまいました。
混乱すると、余計な時間を食ってしまい効率が悪いです。
1つの過去問とそれに沿ったテキストで最後まで勉強しましょうね。
テキストを熟読しまくってる
テキストを熟読していると、点数が伸びません。得点に結びつかない知識まで、勉強してしまうからですね。
宅建試験の作問者は、受験者に最低限覚えていてほしい情報を、問題として出題してきます。
そのため、毎回7割は出題される問題が決まってしますのです。
この7割から外れた部分をいくら勉強しても、得点は伸びません。過去問を中心に勉強することで、頻出問題に特化した学習をすることができます。
予想問題集に手を出してる
予想問題集に手を出していると、得点が伸びづらいです。
予想問題集は、出題率の低い問題が多々載っています。
正しく実力を測るため、細かい知識も出題しているのです。
得点源に結びつきづらい部分を勉強することになるので、学習効率が下がってしまいます。
「過去問で合格した!」と言う人は多くいます。しかし「予想問題で合格した!」と言う人は、まあ聞いたことがありません。
予想問題集は、最初から最後まで手を出さないようにしたほうが無難です。
宅建の過去問で高得点でも本試験で点数が取れない理由
宅建の過去問で高得点を取っていても、本試験で点数を取れない人もいます。
しっかり勉強しているはずなのに、なぜなのでしょうか。
せっかくの努力を水の泡にしないためにも、理由を押さえておきましょう。
そもそも過去問は高得点を狙うものはない
そもそも、過去問は高得点を狙うものではありません。
自分の実力を把握するためのツールです。
過去問の答えを覚えても、知識の理解は深まりません。
過去問の目的を知らずに勉強していると、本試験で点数を取れない可能性があります。
✕の肢ごとの理由と理解が曖昧
×の肢ごとの理由と理解が曖昧だと、高得点を取れません。根拠を紐解くことができず、正答を導き出せないからです。
理由を説明できない、ということは、知識を理解していない証拠です。
知識を曖昧にせず、✗の肢が答えられなかった時は、テキストでしっかり深掘りする必要があります。
自信がないので本試験で緊張し上がってしまってる
過去問で高得点を取れていても、自信を持てず、本試験で緊張して上がってしまうと、本試験で点数は取れないですね。皆さんご存知ですが、自分の実力を発揮できないからです。
十分な実力があるのに、不合格になるか方は多くいます。会場の雰囲気に呑まれ、パニックになってしまうからです。
そうならないためにも、模擬試験の受験をおすすめします。試験に慣れておけば、当日上がりにくくなりますよ。
当サイトでも、おすすめの模擬試験を解説していますので、参考にしてみてくださいね。
【通信講座】どうしても宅建の過去問で点数が取れない時
宅建の勉強をしていても、なかなか過去問の点数が伸びない方もいるでしょう。
点数が伸びないと焦ってしまいますし、モチベーションも下がりますよね。
そんな方は、通信講座を利用しましょう。通信講座を利用すれば、合格率は一気に跳ね上がります。
合格者の何割が、通信講座や宅建の学校を利用しているかご存じでしょうか。
およそ9割です。
と思われる方がほとんどでしょう。
10人の合格者がいた場合、実に9人もの人が通信講座などを利用しているのです。
独学での合格者は、たった1人だけ。かなり狭き門であることが、分かると思います。
現時点で高得点を取れない場合、独学では合格が難しい可能性があります。
迷わず通信講座を利用しましょう。
という方は、当サイトでもおすすめの通信講座を解説しています。
数ある通信講座の中から、信頼できるものを選りすぐりましたので、ぜひ参考にしてください。
【まとめ】宅建の過去問で点数が取れない
今回は、宅建の過去問で点数が取れないことについて解説してきました。まとめると次のようになります。
- 高得点を取るには、過去問を正しく活用する必要がある
- 過去問の目的は「実力を把握する」こと。
- 「高得点を取れる=合格できる」ではない
- 点数が伸びづらいなら通信講座を利用してみる
過去問の点数が伸びないと、すごく不安になりますよね。
私も独学で一度失敗しているので、気持ちが良く分かります。
独学って、手探りで目的地を目指すようなものなのです。進んでいるのか、下がっているのかもわかりません。
なので、せっかく前に進んでいるのに、成果が出ないからといって方向転換してしまうこともあるのです。
そのまま進めば合格できるとも知らずに…。
せっかく時間をかけて勉強しているのに、それではもったいないですよね。
通信講座なら、そんな心配は不要です。目的地までの地図を渡してくれるので、あとは自分自身の力で歩くだけ。
迷った時は、講師ナビがガイドしてくれるので、着実に合格へ向かうことができます。
今年こそは合格したい方、1年を棒に振りたくない方は、ぜひ通信講座を利用してみましょう。