今回は宅建試験が難しいと言われる理由について解説します。
宅建は合格率15%の難関試験です。ですが、なぜそんなに合格率が低いのでしょうか?
この記事では、その理由について、独学3ヶ月で一発合格のA・マキタが、次の観点から解説します。
- 宅建試験が難しい言われる理由
- 宅建試験で難しい理由を打破する勉強法
- 宅建試験が難しい理由があるのに簡単すぎという人の傾向
- 宅建の難しい理由を優しくする方法
この記事を読めば、宅建の難易度をちょっぴり下げられます。
読むだけで合格に近づけますので、ぜひご覧くださいね。
宅建試験が難しいと言われる理由
宅建が難しいと言われるには理由があります。ここでは、その理由について解説します。
法律の国家試験で試験範囲が広い
宅建は専門用語が多く、勉強範囲も膨大です。
法律を初めて学ぶ人にとっては、非常にハードルが高い試験なのです。
数々の独学者を挫折させてきた「権利関係」はその最たるものでしょう。
この分かりづらい「法律」の勉強を、長い時間をかけて乗り越えた人だけが合格できるのです。
合格者の人数を合格率で調整してる
宅建試験の合格基準は「相対評価」です。相対評価とは平均点で合格ラインが変動し、合格者の人数が変わります。
極端な話ですが、上位15%~17%の点数を獲得していないと、どんなに良い点数でも落ちてしまいます。
近年では合格点が36点前後で推移しており、非常に競争率が高くなってきています。
今後も合格点が上がっていくことが予想されており、難易度がますます上がる可能性が出てくるかもしれません。
合格点という目安がない
宅建試験は、明確な「合格点」がありません。受検者の点数によって、毎年合格点が変化します。
10年くらい前まで、合格点は31点前後でした。
近年では、合格点が35点を当たり前のように超えており、受験者の質が上がってきていることが分かります。
毎年軟化傾向にある
先に述べた通り、宅建試験の難易度は上がっています。質の高い宅建解説動画やテキストが出回るようになったからです。
宅建業法は満点で当たり前。権利関係も高得点が続出しているようです。
宅建試験そのものでなく、競争率が激化していることも難しいと言われる理由の一つでしょう。
過去問に出題されていない問題が出る
宅建では、過去問に出題されていない問題が必ず出ます。
そもそも、受験者に正解させる気がないような問題です。
私が受験した年には、テキストには絶対に載っていない「東京だけに適用される用途制限」が出題されました。
このような「捨て問」の存在が、宅建試験のハードルを高くしているのです。
しっかり勉強しないと合格できない
宅建試験はしっかり勉強しないと合格できません。300時間程度の勉強時間が必要だからです。
それにくわえ、勉強内容の質も重要になります。
ただ漫然と勉強していては、合格は難しいでしょう。
宅建試験で難しい理由を打破する勉強方法
宅建試験が難しいからと言って、諦める理由にはなりません。
ここでは、難しい宅建試験を打破、合格するための具体的な勉強方法を解説します。
やっぱり過去問を解きまくる
宅建試験に合格するには、過去問を解くことが何よりも一番です。宅建試験は7割が過去問の焼回しだからです。
作問者は宅建士として欠かせない知識を毎回出題してきます。そのため、出題されるポイントが偏っているのです。
合格したい方は、過去問を最優先で解きましょう。
という方は、以下の記事が過去問の勉強方法として参考になると思います。
ぜひ参考にしてください!
テキストは参考程度にする
テキストは参考程度にしましょう。テキストの中には、出題率が低かったり、全く出題されない情報があったりするからです。
テキストの出番は、過去問を解いた後。間違った部分を補足する程度です。
また、勉強を始める初期の頃に、さらっとテキストを読めば十分です。
勉強効率が悪くなるので、テキスト中心には学習しないようにしましょう。
スキマ時間をしっかり活用する
宅建に合格できる人は、スキマ時間を活用しています。
スキマ時間は、積み重なればかなりの勉強時間になることを知っているのです。
そんな時こそ、勉強のチャンスです。1日1問解けば、1ヶ月で30問になります。2問解けば1ヶ月60問。
今日からスキマ時間も使って、コツコツ勉強しましょうね。
模擬試験を受ける
宅建試験に合格したい方は、模擬試験を受けましょう。模擬試験を受けると、自分の実力を知ることができます。
弱点が分かれば、今後の勉強計画を見直すヒントにもなるのです。
勉強を始めて2~3ヶ月ほど経ったら、一度模擬試験を受験してみましょう。
以下の記事でも、おすすめの模擬試験を解説していますので、ご参考ください!
宅建試験が難しい理由があるのに簡単すぎという人の傾向
宅建試験を簡単に合格してしまう人は、とにかく過去問を解き続けています。合格のエキスは過去問に詰まっていることを知っているのです。
結果は44点で余裕の合格です。
もちろん、勉強は辛くしんどかったですが、やってきたことは間違っていなかったんだと確信しました。
余裕をもって合格したい方は、過去問をすべての正解を答えられるくらいのつもりで、過去問集を解いてみましょうね。
【通信講座】宅建の難しい理由を優しくする方法
過去問を解けば合格できる、と分かったとしても、その難易度の高さに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
ここでは、合格の難易度を下げるとっておきの方法を2つ紹介します。
5問免除を利用する
1つは5問免除を利用することです。
5問免除を利用することで、最初から5点獲得した状態でスタートできます。
5問免除を獲得するには、次の条件を満たしている必要があります。
- 宅地建物取引業に従事している
- 宅建業従業者証明書を会社からもらう
- 登録講習を受ける
この3つの条件をクリアすれば5問免除を獲得できます。
全ての人が受けられるわけではありませんが、不動産業に勤めている方はチャンスです。
5点獲得できれば、合格できる可能性は飛躍的に伸びます。ぜひ活用しましょう!
通信講座を利用する
宅建が難しい時は、通信講座を活用するのも手です。
通信講座は「何を勉強すべきか」が明らかになっています。ですので、カリキュラムに沿って勉強すれば高確率で合格ができます。
初学者でも6か月間取り組めば、合格できるカリキュラムになっているのです。
通信講座や予備校を利用している合格者の割合は、なんと9割。独学よりも圧倒的にコスパが高いです。
宅建が難しいと感じている方は、迷わず受講しましょうね。
そして、1回で合格してください!
【まとめ】宅建試験が難しい理由
今回は、宅建試験が難しい理由について述べてきました。まとめると次のようになります。
- 宅建が難しいのは内容が難しいから
- 近年は合格点数が上がり、難易度は更に上昇している
- 過去問を中心に勉強することが大事
- 難しいと感じる時は5問免除や通信講座を活用する
宅建試験は確かに難しいです。難しい専門用語や難解な文章が数多く出てくるからです。
だからこそ、宅地建物取引士には大きな価値があり、手当をつけてでも取ってほしいと会社は願っています。
この難局を乗り越えれば、収入が上がるだけでなく、あなたの自信にもつながるはずです。
今年は合格を確実に勝ち取って、次へのステップを目指しましょう!