今回は宅建試験の合格にテキストが必要かどうか解説していきます。
学習する際、なるべくなら無駄な費用をかけたくないですよね。でも、テキストがないことで学習効率が落ちてしまっては、結局コスパが悪くなってしまいます。
そこで、今回は独学で合格したA・マキタが、以下のことについて解説します。
- 宅建試験の合格にテキストはいらない?!
- 宅建試験に合格するにはテキストよりも過去問だけで大丈夫か?
- 宅建試験の合格にはお揃いのテキストと過去問を選ぶ
- 宅建に合格するための無料テキスト教材
- 宅建試験で絶対に合格したいなら通信講座のテキストを併用!
この記事を読めば、テキストの購入やテキスト選びにもう迷いません。
時間も費用も効率的に使って、コスパよく宅建に合格していきましょう。
宅建試験の合格にテキストはいらない!?
宅建試験の合格にテキストは必要です。理由は次の通りです。
- 過去問を解いて分からないところを確認するため
- 補足や最新情報を書き込むため
宅建は過去問を中心に学習を進めていきます。過去問を解いた後、分からない部分を補足してくれるのがテキストです。
「ネットで調べれば出てくるのでは?」
という方もいると思いますが、ネットは3つのデメリットがあります。
- 情報に関して信ぴょう性が保証されていない
- 書き込めない
- 調べるのに手間がかかる
その点、テキストであれば、情報の信頼性が高く、直接書き込んだり付箋をつけたりできるので、自分好みにカスタマイズしていくことができます。使い込めば使い込むほど、学習を効率化させることができるでしょう。
学習の効率化のためにも、テキストはあったほうがいいでしょう。
逆にテキスト1冊とスマホだけで合格は可能か?
テキスト1冊とスマホだけで合格は難しいでしょう。宅建試験は過去問中心の学習になります。理由は次の通りです。
- 単なる暗記問題ではないから
- 例年過去問から6割~7割ほど出題されるから
- 過去問を解かないと自分が理解していない部分が分からないから
宅建は単に用語を覚えるだけではありません。知識を総動員して「〇〇は△△だから正しい」といった、論理的な思考が出来なければ、問題を解くことができないのです。
つまり、過去問は「問題の解き方」を知るためには欠かせないものです。テキストやスマホで知識を補完するだけでは合格は難しいでしょう。
また、過去問には「知識の理解度を図る」という役割もあります。覚えたつもりでも、解いてみると以外に正解できなかったりすることもあるでしょう。
このように、過去問なしで学習すると、学習効率が落ちてしまうことが分かります。宅建試験を受ける際は、必ずテキストと過去問をセットにしましょう。
宅建試験に合格するにはテキストよりも過去問だけで大丈夫か?
宅建試験はテキストだけでは合格できませんが、もちろん過去問だけでも合格はできません。テキストと過去問はそれぞれ次のような役割があります。
- テキスト…情報を正しく覚える
- 過去問…情報を正しく覚えているか確かめる
それぞれ相互に補完しあう存在といえます。この2種類がそろっていた方が、学習効率は格段に上がるでしょう。
その際、テキストと過去問はお揃いのものが望ましいです。揃えるメリットは次の通り。
- 言い回しが同じで理解がしやすい
- 「詳しくは何p」と書かれており、テキストと過去問をリンクさせやすい
揃えておくと、分かりやすいだけでなく、学習効率が上がりやすくなります。テキストと過去問を買う際は、セットのものを選びましょう。
宅建試験の合格にはお揃いのテキストと過去問を選ぶ
上記しましたが、宅建試験の勉強をする際は、テキストと過去問をセットで揃えましょう。同じ会社から出版されているものを選ぶと、学習効率が上がりますよ。
では、テキストとセットの過去問集はどのようなものを選んだら良いでしょうか。ここでは、揃えるべき「種類別過去問」を解説します。
過去問の種類別に「メリット」「デメリット」があります。利用するメリット・デメリットを知っておくと、さらに学習効率が高まりますのでおさえておきましょう。
分野別過去問題集
分野別過去問題集は、必須の過去問です。学習効率を最も高めてくれる過去問だからです。利用するメリット・デメリットは次の通り
【メリット】
- 各分野に過去問で集中して勉強できるので、学習効率が高い
- 厳選された問題に触れることができる
【デメリット】
- 試験でのペース配分など、試験本番の練習ができない
普段は分野別過去問集を中心に学習を進めます。年度別のもので過去問を行うと、分野が分散してしまうので、あまり効率のいい学習方法とはいえません。
テキストを買う際は、必ずセットで分野別過去問集も購入しましょう。
1問1答過去問題集
スキマ時間でも学習したい方は、1問1答の過去問題集の購入がおすすめです。1つの問題につき1つの肢しかありませんので、手軽に学習することができます。利用するメリット・デメリットは次の通りです。
【メリット】
- 持ち歩きやすいのでスキマ時間で学習できる
- 1つの知識に集中して学習できる
【デメリット】
- 知識を全てカバーするのは難しいため、この1冊で十分とはいえない
1問1答の過去問題集は「補助」程度に考えておいてください。手軽に学習できて便利ですが、肢が少ないため、他の知識をカバーしきれません。
「外出中に少しでも学習したい」という方は、手元に1冊置いておくといいでしょう。
年度別過去問題集
年度別過去問題集は、過去の宅建試験問題を掲載したものです。本番のペース配分の感覚をつかむためにおすすめです。メリット・デメリットは次の通り。
【メリット】
- 本番のペース配分を掴むことができる
- 自分の力量を図りやすい
【デメリット】
- 学習効率が悪い
- 改正されてない法律のまま問題が出てくる
「過去問」と聞くと、このことを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
ですが、普段の学習には向いていません。年度別に全分野が出てくるので、学習効率が落ちます。
また、古い年度の問題には改正前の法律が適用された問題も掲載されています。混乱する場合もあるので、本番のペース配分を掴む手段くらいにとらえておきましょう。
予想問題集はいらない
基本的に予想問題が掲載された問題集ははいりません。
宅建の試験は、ほぼ過去問を参考に構成されているので、やる意義が薄いからです。
「どうしても解いておきたい!」
という方は、直前に模擬試験などを受けるとよいでしょう。理由は次の通りです。
- 本番の範囲に慣れる
- 自分の実力を試せる
本番は「絶対に受かりたい」と思えば思うほど、緊張します。そうすると本来の実力を出せなくなり、パニックになってしまうこともあるでしょう。
もし本番の雰囲気に慣れて、実力を発揮しやすくしたいという方は、直前に専門学校などの模擬試験を受けることをおすすめします。
宅建試験に合格するための無料テキスト教材
宅建試験に合格するためのテキスト教材は、何も紙ベースだけではありません。
テキストに沿って、わかりやすく解説してくれるYouTubeや無料アプリなどがあります。
ただし、書き込むことができないので、テキストがない方は、ノートや過去問に必要事項を随時まとめておきましょう。
YouTube講義テキスト動画
YouTubeのでは、テキストに沿って宅建試験の解説してくれる動画があります。
メジャーなところでは
- 棚田行政書士
- ゆーき大学
などが挙げられるでしょう。私も宅建の勉強中には非常にお世話になりました。
予備校のような、ハイレベルな講義を無料で受けられるので、おすすめです。
ただし、疑問に思った部分は自分で調べたり、書き留めたりする必要があります。
テキストがない方はノートやメモを併用して動画を視聴しましょう。
無料アプリテキスト動画で隙間時間に勉強
無料のアプリでもテキスト動画を視聴できるものがあります。アプリで学習するメリットは次のとおり。
【メリット】
- 隙間時間で学習できる
- 場所を選ばず学習できる
いつでもどこでも、気軽に学習できるので、非常に有用です。デメリットもあります。
【デメリット】
- あまり掘り下げて解説していない
- 疑問点は自分で調べる必要がある
やはりアプリでは品質に限界があるようです。あくまで、隙間時間に学習できる補助教材として活用しましょう。
宅建試験で絶対に合格したいなら通信講座のテキストを併用!
宅建試験に絶対合格したいなら、通信講座のテキストを併用することをおすすめします。
通信講座のテキストは、初心者のためにも丁寧に解説されており、非常に質が高いものばかりです。
最後に、通信講座ごとのテキストについて解説していきます。
1:アガルート
フルカラーで視覚的にもわかりやすいテキストが欲しい方は、アガルートがおすすめです。紙ベースはもちろん、スマホでも閲覧できるので場所を選ばず学習可能。講義動画を併用することで、学習効率を挙げられます。
2:フォーサイト
必要なところだけをばっちり押さえたい方は、フォーサイトがおすすめです。過去問を分析し、押さえるべきポイントに絞ってテキストを作成。フルカラー+図表で分かりやすいため、合格者の91%から「よかった」という声が上がっています。
3:スタディング
スタディングはWebテキストに特化しています。音声講座をベースにした解説や補足が充実。問題集ともリンクしており、復習がしやすいのが特徴です。書き込みたい時は、メモ機能があるので、いつでも重要なポイントをメモできます。
4:クレアール
クレアールでは要点だけに絞ったシンプルなテキストを使用します。無駄な情報をカットしているので、テキストは薄くてコンパクト。効率のいい学習を行うことができます。PDFファイルをダウンロードすれば、スマホでも閲覧可能です。
5:資格スクエア
資格スクエアのテキストはフルカラーのテキストですが、マーカーや書き込みを行いやすいよう、控えめな色使いで構成されています。図解も見やすく、直感的に理解しやすいので、知識が記憶に残りやすいでしょう。
6:スタケン
スタケンはオリジナル教材はありませんが「パーフェクト宅建士 基本書」という市販の対策本をベースに講義を行っています。宅建試験で定番のテキストとも言えるでしょう。網羅性と正確性が高く、宅建の隅々まで学習することができます。