宅建試験は過去問だけで合格できる!受からない間違った勉強法8選!

宅建試験は過去問だけで合格できる!

今回は宅建試験は過去問だけで合格できるのかどうかを解説します。

「過去問以外も何かやった方がいいの?」

という気持ち本当によく分かります。ですが、過去問以外のものに手を出し過ぎると、宅建ではかえって効率が落ちる場合があります。

そこで、この記事ではそんなお悩みに答えて、宅建に合格した私が、以下のような内容を解説していきます。

  • 宅建試験は過去問だけで合格できる!
  • 宅建試験を過去問だけで合格できる解き方
  • 宅建試験の過去問だけで合格しない受験生の誤った勉強法
  • 宅建試験に合格するために過去問以外でやった方がいいこと

これを読めば、あなたの学習効率がグッとアップすること間違いなしです。ぜひ最後までご覧になってみてくださいね。

宅建試験は過去問だけで合格できる!

宅建試験は過去問だけで合格できる!

宅建試験は過去問を解くだけで合格することが可能です。理由は次の通りです。

  1. 試験は殆ど過去問と同じ内容(焼き写しの問題が多い)
  2. 過去問を解けば得意分野と苦手分野が分かり、手を打つべき場所が分かる

過去問を9割解くことができれば、試験でも7割~8割ほどの点数を取ることができるでしょう。

ただし「過去問以外のテキストはいらない」というわけではありませんので、注意しましょう。

この記事でお伝えしている「過去問を解くだけ」とは『過去問以外の演習問題などは手を出す必要がない』という意味です。

過去問演習が有効な理由と軽視はNG

過去問演習が有効な理由と軽視はNG

過去問を解くのは、宅建試験で欠かせない学習です。絶対に軽視してはいけません。

宅建試験は、知識を覚えただけでは問題を解くことができません。覚えた知識を活かし、本質にたどり着けるかどうかを問われます。そこで、過去問を解いて、問題の「解き方」を覚える必要があるのです。

問題を引用すると長くなるので割愛しますが、例えば民法の「地上権」という知識があったとしましょう。試験問題では「これは地上権」と答える場面はありません。

「地上権は物件。第三者への使用収益や譲渡は自由だから、この肢は正」

など、知識を活かした思考力を問われる問題が出てくるのです。

その思考力を養うのが「過去問」です。これがなければ、いくら学習してもまず合格できません。必ず優先して行うようにしましょう。

宅建試験を過去問だけで合格できる解き方

宅建試験を過去問だけで合格できる解き方

宅建試験を過去問だけで合格できる解き方は、ずばり「必ず正誤の理由を紐解く」ことです。合格者は、解いた問題を振り返り、分からなければ納得できるまで理由を調べています。

では、具体的にはどのように解いているのでしょうか。詳しくみてみましょう

宅建試験の合格者はこのように解いている

宅建試験の合格者はこのように解いている

宅建試験の合格者は、過去問を解く際に、肢1つ1つの「正誤の理由」を考え、分からない部分は徹底的に調べています。理由は2つあります。

  1. 宅建は単純な知識の暗記試験ではないから
  2. 正誤の理由を言えない時は、知識が足りないことを知れるから

宅建は答えが何重ものベールに包まれて隠されています。知識を活用する「思考力」が試されるのです。合格者は、肢の正誤の理由を考え、その思考力を高めながら過去問を解いています。

また、肢の正誤の理由を言えない時は「知識が足りない」ということが分かります。なぜ理由が言えないのか、どんな知識が足りないのかを追求することで、解答できる数が増えていくので、合格できるのです。

問題を解く際は、必ず肢1つ1つの「正誤の理由」を考えながら解きましょう。それが合格に近づくポイントの1つです。

一問一答問題集も有効

一問一答問題集も有効

一問一答の問題集も有効です。理由は3つあります。

  1. スマホでスキマ時間にできる
  2. 取り組むハードルがとにかく低い
  3. 集中しやすい

一問一答の問題集の魅力は「手軽さ」です。1つの問題に対し、肢が1つしかないので、スキマ時間にスマホで学習できるうえに、取り組むハードルがとても低いです。

さらに、集中しやすいのも一問一答の特徴。肢が1つしかないので、他の肢に関して余計なことを考える必要がありません。振り返りも、少ない範囲で済むので、質の高い学習が期待できます。

とはいえ、一問一答だけで合格するのは難しいでしょう。試験は4つの選択肢があり、見比べる必要も出てきます。

一問一答はスキマ時間に学習量を補えるものだと捉えておいてください。

宅建試験の過去問だけで合格しない誤った勉強法8選!

宅建試験の過去問だけで合格しない受験生の誤った勉強法

宅建試験で合格しない受験生は「問題を解くこと」だけで満足してしまいます。具体的には「なぜ間違えたのか」を突き詰めない人が多いのです。

過去問は、自分の理解度を試すものです。解答だけしていても、振り返らなければ理解は全く深まりません。

「なぜ間違えたのか?」

「どんな知識が足らなかったのか」

それを突き詰めるには、1つ1つの肢について、正誤の理由を考えて答えを出す必要があります。自分の考えと解答のギャップを知り、理解できていない知識をあぶりだし、徹底的に理解を深める必要があるのです。

合格できない人は、過去問を「解いているだけ」なので、自分の理解度が分からず、知識がが全く深まりません。どの試験もそうですが、過去問を解くだけではなく、間違えた理由を突き詰めていく必要があることを知っておきましょう。

宅建試験は業法以外は範囲が莫大!

宅建試験は業法以外は範囲が莫大!

宅建試験は、宅建業法以外は範囲が莫大です。権利関係や法令上の制限が最たるものです。

例えば、法令上の制限の出題数は例年8問。このたった8問を答えるために

  • 都市計画法
  • 建築基準法
  • 国土利用計画法
  • 農地法
  • 土地区画整理法
  • 宅地造成等規制法

これらの法律を覚える必要があります。出題傾向は大体決まっていますが、なにせ覚えることが多く、多くの人が頭を抱える分野です。

ただでさえ難しい権利関係は、小難しい単語が分厚いテキストにずらり。税・その他に至っては、出題数たったの8問。それに見合わぬページ数でテキストが書かれています。

大体の出題範囲は決まっているので、切り捨てるべき部分も出てくるでしょう。全てを追っていては、到底時間が足りません。宅建業法以外は範囲が広く、全ては網羅するのは効率が悪いことを理解しておきましょう。

テキスト&過去問の半分も出題されないは嘘?

テキスト&過去問の半分も出題されないは嘘?

宅建試験は過去問の半分も出題されないというのは嘘です。

試験では、過去問から類似の問題が8割近く出てくるからです。

問題の作成者は「宅建士なら、最低限ここだけは分かっていてほしい」という気持ちで問題を作っています。

となると、毎年試験問題が大きく変わるのもおかしな話ですね。なので、過去問の半分も出題されないというのは、嘘になります。

テキストに関しては、細かい内容に関しては半分も出題されないと思っていてください。学習効率を維持するためにも、取捨選択をする必要があります。

テキストは要点だけおさえ、余裕があれば他の範囲も学習をしていきましょう。

建築基準法は過去問だけでは無理!

建築基準法は過去問だけでは無理!

法令上の制限の中でも、建築基準法だけは過去問だけでカバーするのは無理です。

難解な用語があったり、覚えきれない量の法律があるからです。

例えば、次のような法律が出てきます。

  • 「○○㎡以内のお店なら○○地域で建築可能」
  • 「木造○階建て以上○㎡超で高さ○m超の建築物を新築する際は建築確認が必要」

細かい数字や「超」「未満」などの言葉で分かりづらくなった法律がずらり。特に用途地域は、覚えずに捨てる人が出るほどです。

とはいえ、建築基準法は毎年2問出てくる大事なポイント。全く学習しないわけにもいきません。テキストや動画や語呂合わせを活用し、重要なポイントだけ覚えていきましょう。

1日10時間の勉強時間は必要か?

1日10時間の勉強時間は必要か?

半年前から学習している人には必要ありません。

覚えられる量や集中力には限界があります。長くやればいいというものではありません。

私も一度、休日に一日中学習をしたことがありました。最後の方は疲労で全く集中できず、かなりイライラしたのを覚えています。その時、長時間の学習は満足度を与えてくれますが、学習の質は下げてしまうことを知りました。

学習効率を考えるなら、長くても休憩を取りながら1日3時間程度に収めておきましょう。半年前から学習している方であれば、1日2時間学習すれば十分合格圏内に入れます。

「学習をした感」では合格できませんので、注意しましょう。

引っ掛け問題に気をつけろ!

引っ掛け問題に気をつけろ

宅建試験では引っ掛け問題が非常に多く出てきます。

1点が合格を大きく左右する試験なので、ここで振るい落とされてる方も多くいるのでしょう。

単純なもので言えば、問題ごとに「正しいものを選ぶ」か「誤っているものを選ぶ」かが異なります。先入観で正しいものだけ選んで間違える方は多いです。

言葉尻の違いで引っ掛けられることもあります。例えば、「公正証書」と「公正証書等」という言葉がありますが、意味が全く違う用語です。

「落ち着いて読めば解けたのに…」

と、肩を落とす人は何人もいます。引っ掛け問題にはくれぐれも注意しましょう。

おかしな問題は無視をしろ

おかしな問題は無視をしろ

宅建試験では、毎年「解ける人いる!?」といったような、難解な問題が1〜2問出てきます。

こういった問題は無駄に時間がかかるだけで効率が悪いので、無視してしまいましょう。

私が受けたときは、東京都だけに適用される用途地域の問題が出てきました。この範囲までカバーしていた受験生はほぼ皆無だと思います。

こう言った問題は、時間を割くだけ無駄です。確実に点数を取れる問題に着手しましょう。

半年前から勉強はしたほうがいい理由

半年前から勉強はしたほうがいい理由

学習は少なくとも半年前からスタートしましょう。ゆとりを持って学習できるからです。

宅建に合格するための総時間数は350時間〜400時間と言われています。半年なら、宅建時間まで1日2時間〜2時間半の学習で済む計算です。

1日2時間なら、朝昼に1時間ずつ、あるいは隙間時間に10分〜30分小分けにして行えばすぐに達成できます。

忙しい社会人が、1日に3時間も4時間も学習時間を取るのは至難の業です。宅建試験のために、普段の生活に支障が出ては本末転倒というもの。

少なくとも、宅建試験の半年前には試験勉強をスタートさせておきましょう。

過去問の正答率が90%でも合格できない!

過去問の正答率が90%でも合格できない!

過去問の正答率が90%以上であっても、合格はできません。

先ほど述べた通り、過去問は自分の理解度を測るためのものです。「なぜ間違えたのか」を突き詰めなければ、何を理解していないのかわからずに終わってしまいます。

なので、過去問を解く際は、肢1つ1つに対し

「なぜこれは正しいのか」

「なぜこれは誤っているのか」

を考えながら過去問を解きましょう。理由が言えない場合は、知識や理解が足りていない証拠…ということになります。

そういった知識の穴を知ることが、過去問を解く大きな目的です。

「過去問を解けばいいんだ」

と安易に考えている人はまず合格しません。しっかり考えながら過去問を解いていく必要があると認識しておきましょう。

宅建試験に合格するために過去問以外でやった方が良いこと

宅建試験に合格するために過去問以外でやった方が良いこと

宅建試験に合格するために、過去問以外でやった方がいいことは2つあります。

  1. 模擬試験を受ける
  2. 最新情報を追う

模擬試験は実力試しになります。

知識は十分あるのに、合格できない受験生は多くいます。それは、会場の雰囲気にのまれてパニックになったり、時間配分がうまくいかなかったりするからです。

試験では、知識に加えて、平常心や時間配分のテクニックなども必要です。どの部分の補完が必要なのか理解するためにも、一度本番の雰囲気に近い模擬試験を受けるといいでしょう。

また、法律に関する最新情報も常に追っておきましょう。

過去問だけではカバーしきれないのが「法改正」です。法改正は重要なポイントなので、ほぼ100%と言ってもいいほど出題されます。

過去問だけに頼って解いていると、いざという時に点数を獲得できなくなってしまいます。

必ず確認しておくようにしましょう。

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