今回は宅建試験に何度も落ちてしまう人。
なかなか受かる気がしない人向けの勉強方法などの対策についてお伝えします。
何度も落ちてしまう人には共通した特徴があります。
その特徴に応じて対策を以下で見てきます!
宅建試験が受かる気がしない人の特徴
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宅建試験は難易度が低いようで高い。
毎年20万人前後が受験して合格率は15~17%前後の難しい試験です。
毎年3万人にくらいの合格者が出ています。
15%くらいの合格者と聞くと一見難しそうな宅建試験。
でも毎年3万人の合格者がでると思うと、以外に難しいようで合格しやすいとも言えそうです。
ただ甘く見ると不合格になり、受かる気がしないという感情が沸き起こってきます。
なので効率的に勉強すれば合格できる試験とも言えます。
その効率的に勉強する方法を以下で見ていきます。
今までの勉強方法が合っていない
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皆さんはどんな勉強方法で勉強していますか。
宅建の勉強方法には大きく分けて独学・通信・通学があります。
どの方法にもメリット・デメリットがあり、性格などにより向き不向きがあります。
自分の性格に合った勉強方法を選んで見ましょう。
独学が向いていないとわかったら通信で勉強したり、通学向いていなかったら通信や独学に変更してみたりです。
宅建試験に受かるコツは性格に合った勉強法3選!?通信・独学・通学で合格!
ただし、勉強方法を変え過ぎると余計に時間を浪費してしまうので注意が必要です。
勉強時間が足りない
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落ちる人の中にはそもそも勉強時間が全く足りていない人が多いです。
宅建に合格する人の平均的な勉強時間は300時間程度といわれています。
300時間は毎日1時間くらい勉強して1年間くらいかかる時間です。
せめて、一日1時間程度の勉強時間は確保しましょう。
そうすることで習慣化し1日1時間の勉強が苦痛ではなくなります。
逆に習慣化したことで1日1時間では短く感じるようになります。
そうなったら勉強の習慣がついて証です。
1日の勉強時間が2時間となり勉強が楽しく感じられるようになります。
オススメは朝1時間くらい勉強し、夜も1時間くらい勉強するといい感じの勉強時間が確保されますね。
過去問&テキストの回転数の多さを測っている
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過去問とテキストで勉強することは必須です。
過去問とテキストで勉強する比率は7:3くらいがいい感じと言われています。
過去問7でテキスト3です。
ただ過去問とテキストをやれば合格すると思い、回転数に意識を向けてしまう人も多いです。
過去問とテキストは回転数ではなく理解度で効果測定してください。
過去問を10回転回したからと言っても合格はしません。
僕は過去問とテキストは5回転くらいでした。
多分少ないほうかも知れません。
ただ特別頭がいいわけでもありません。
理解することが重要と通信講座の講師に言われたのでその通りにやっただけです。
過去問やテキストの対策として1回転目は〇〇、2回転目は△△というような方法をよく見かけます。
この方法は人により理解度や間違いの内容が異なります。
なので上手くいかない可能性が高いです。
過去問やテキストは回転数ではなく、理解度で効果測定しましょう。
夜遅くに勉強している
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仕事をしている人は夜にしか勉強できないという人もいるでしょう。
しかし夜型の勉強は効率が悪いと最近は言われています。
それは、夜は疲れ切っていて、眠るためのモードの入っているからです。
そんなモードでは頭の回転も悪く、非効率的です。
効率的に勉強するには、朝型の方がやはり学習効率が高いです。
朝は明らかに夜よりも脳や身体が元気です。
夜型の人が朝型に変えるときは気持ち的に変な感じを受けるかも知れません。
それは慣れていないだけです。
夜型から朝型に身体と精神が変化すれば、朝型の勉強の方が効率がいいことに気が付きます。
お仕事の都合もあるかと思います。
でも、可能な限り朝型のスケジュールに変更しましょう。
朝30分~1時間勉強する
夜30分~1時間勉強する
もっと朝に勉強できればいいですが無理は禁物です。
朝型に勉強をシフトしていけば気持ちも身体もいい感じになります。
※夜勉強するにしても時間を決めて眠気が出てくる前に勉強を切り上げましょう。
テキスト&過去問を何度も変えてしまう
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宅建試験が受かる気がしない人は、テキストを過去問を別の出版社に変えがちです。
それは受かる気がしないという不安からくるものです。
そんな不安な状態で勉強していても合格は遠いです。
それは不安な状態で勉強してもリラックスして勉強していないため、記憶にも残りづらくなります。
また変えることで勉強の進み具合が分からなくなります。
勉強の進み具合が分からなくなると、何度も同じ部分を勉強することになり非常に効率が悪くなります。
受かる気がしない人はテキストや過去問を変えないで、ボロボロになるくらいまでその教材で勉強してください。
また予想問題もいろいろなものに変更することも厳禁です。
模擬試験を受けない
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宅建試験を受かる気がしない人は「模擬試験を受けていない」人が多いです。
過去問とテキストを何度も繰り返し勉強し、総仕上げとして宅建の専門学校の模擬試験を受けるのはいい感じです。
今自分がどの部分にいて合格ラインに足りているかがわかります。
もし足りていない場合は過去問とテキストでの勉強が足りていないことを示しています。
過去問とテキストを理解を深めて繰り返せば模擬試験でも合格ラインに行きます。
また模擬試験は、通学で受けることをオススメします。
それは宅建の本試験が生ライブなため、模擬試験だけ通学することで本番の緊張感が味わえます。
勉強が合格ラインに達していたが、緊張のため点数が伸びないこともあります。
そのために1回の模擬試験ではなく、コース的な模擬試験で数回受けることをオススメします。
過去問のみを解いていて模擬試験を受けていると、問題を覚えているので本試験では太刀打ち出来ない場合があります。
そのためにも実際の自分の実力を測るために、模擬試験を受けることが重要です。
また、模擬試験を受けることで自分の弱点を理解することができるので重点的に対策することができます。
宅建試験が受かる気がしない人の対策
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宅建試験が受かる気がしない人は、生活習慣だけではなくやはり勉強方法について問題があります。
生活習慣についての対策は先述しましたので、実際の勉強方法などについての対策を見ていきます。
過去問とテキストをひたすら繰り返す
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宅建試験が受かる気がしない人は、過去問とテキストを繰り返していない傾向があります。
問題でできるところはできるので気が楽です。
ただ何度も間違える問題は何度もやらないと覚えません。
そのために過去問とテキストを繰り返す必要があります。
この繰り返しにより、どのくらい理解しているかがわかります。
そうすると自分は今の度くらいの点数が取れそうという感じもわかってきます。
そのために過去問とテキストを何度も繰り返す必要があります。
インプットとアウトプットの割合は3:7
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宅建試験が受かる気がしない人は、テキストを読みインプットしているだけでは成績は伸びません。
成績が伸びると思ってしまうのは義務教育による暗記中心の詰め込み教育の弊害です。
授業で先生が黒板に書いたものをノートに写して授業は終了。
このことだけで勉強をした気持ちになってしまっています。
でもこれだけでは覚えられませんし、記憶に定着しません。
時々天才的な人が板書を見ただけで覚えてしまう人がいます。
でもこういう人は一握りの天才なので参考になりません。
逆に「どうして覚えられないの?」くらい言ってきます。
僕たち凡人は、インプットしたらアウトプットしないと覚えられません。
そのインプットとアウトプットの割合が3対7です。
インプットが「3」。アウトプットが「7」です。
インプットはテキストを読んで理解します。
その理解度がどのくらいあるか過去問でアウトプットします。
そして多くの問題を間違えるでしょう。
間違えた部分の意味がわからない場合はテキストに戻って理解を深めます。
ただ、過去問の解答を読んで理解できた場合は、いちいちテキストに戻る必要はありません。
次の問題に進み、どんどん過去問を解いてください。
その割合が3対7くらいなります。
ただ人それぞれなので2対8でも良いですし、4対6になり方もいると思います。
ただ一つ言えることは、テキストを読む時間があるなら、過去問を中心に予想問題など、アウトプットするほうが覚えられます。
過去問や予想問題集を解いてアウトプットしないと実力は測れませんし、弱点を知ることができないのです。
また、本試験間近になったら今まで解いてきた過去問や予想問題集のみでは不十分の場合があります。
その時は専門学校の模擬試験を受けるというのも理解を深め、合格へ近づくために重要です。
60分学習するとしたら約15分インプット、約45分アウトプットするような習慣を身に付けるのも良いかも知れません。
このアウトプットを重視する勉強方法は脳科学者の茂木健一郎さんもオススメしています。
参考にしてみてください。
解答を読んで理解を深める
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宅建試験が受かる気がしない人は、過去問を解いて正解すると解答を読まない傾向があります。
それはどんどん勉強を進めたいからです。
勉強を初めたうちは正解しても解答を読むクセをつけましょう。
ただある程度勉強して口頭でも頭の中でも正解の理由、誤りの理由が出れば解答を確認する必要はありません。
うる覚えのときに、急いで次の問題を解いてしまうと同じ問題が出てきたときに間違えたりします。
正解するとき不正解のときが出てきて本当にわかっているか自分でもわからなくなります。
そのためにも勉強が初学のときは、解答を確認するクセをつけてください。
特に宅建は選択式なので、間違った考え方でたまたま正解してしまったという可能性があります。
正解しても解答通りの考え方を持っているかを確認するために、初学時は必ず解答を確認しましょう。
間違えた部分は解説を読んで理解する
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宅建試験が受かる気がしない人は、過去問で間違えた部分を放置する傾向があります。
間違えると嫌な気分になるので放置しまいがち。
でも面倒くさくても間違えた部分は必ず解説を読んで理解しましょう。
もし解説を読んでわからないときはインターネットで調べて理解に励んでください。
また宅建の通信で勉強すると、講師に質問ができ分からない部分が理解しやすくなります。
そのために専門学校の通信で宅建を勉強するのは一つの手です。
過去問で間違えた部分を理解せずに勉強を進めることは成績が伸びない人の典型的な例です。
過去問で間違えた部分は難しくても必ず理解するようにしましょう。
また、他の年度の同ジャンルの問題を解くことも非常に有効な勉強方法です。
スケジュールを管理してもらう(通信講座)
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宅建試験が受かる気がしない人は、宅建の学校に自分の勉強を管理してもらうことが有効です。
自分でスケジュールを管理できない人などは、通信講座などに申込むのも一つの手段です。
独学で勉強していると不安と焦りが混ざって勉強に集中できません。
一方、通信で勉強すると毎日の課題があるのでそれをこなせば一日の勉強は終わり、安心して眠れます。
また独学は自分に甘えてしまう傾向があります。
休憩が多くなったり、遊んでしまったり。
ただ宅建の通信で勉強するとカリキュラムが決まっているので、それをこなせば後はリラックスタイムです。
通学という学びもありますが、いちいち学校まで行かないと行けないので面倒です。
ただ通学に向いている人もいるのでその辺は個人差によります。
性格や生活習慣によりスケジュール管理を自分で行うことが出来ない場合があります。
そんなときは、スケジュールを管理してもらうと安心して勉強できます。
自分でできないことは人にやってもらうのが効率が良い勉強方法で合格する条件です。
宅建試験が何度も受からなかった人の話
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宅建試験が受かる気がしない人は、他の人はどんな気持ちか気になると思います。
宅建に何度も落ちている人の意見で多いのは以下のとおりです。
- 宅建試験の難易度を舐めていた。
- 過去問だけで大丈夫と思っていた。
- 一生懸命やっているつもりになっている。
- 勉強する時間になるとやる気が出なくなる。
- 会社などで受けさせられる。
何度も落ちる人ほどこのこのようなことを言う割合が高いです。
一つでも該当している場合は、今後複数該当することにならないように早めに合格を目指しましょう。
何度も落ちると周りからの目も気になりますし、自分に自信もなくなっていきます。
今の勉強方法(独学など)では難しいと感じるならば方法を変えることも検討しましょう。
通信・通学の選択肢もあるので検討してみてください。