今回は過去問の内容がテキストに載っていない場合の対処法について解説します。
過去問を解いていると、テキストに載っていない内容が出てくることがあります。
と不安になる方もいるでしょう。
そこで、今回は3ヶ月の独学で合格したA•マキタが、次のことについて解説していきます。
- 宅建の模試と過去問がテキストに載っていない
- 宅建の模試と過去問がテキストに載っていなくても合格できる理由
- 宅建の模試と過去問が載っていないテキストの必要性
- 宅建の模試と過去問がテキストに載っていない時の注意点
過去問を解いていると誰もが通る道ですが、対応方法を間違えると学習効率が落ちる可能性もあります。
この記事を読んで、テキストに載っていない問題が出てきた時の対処法について理解しておきましょう。
宅建の模試と過去問がテキストに載ってない!
宅建の模試や過去問を解いていると、テキストに載っていない情報が出てくることがあります。
と不安になる方もいるでしょう。
ここでは、その理由や対処方法についてお伝えします。
テキストに載ってなくても大丈夫
模試や過去問で出題された知識が、テキストに載っていなくても大丈夫です。焦ることはありません。
そういった問題は出題される可能性が極端に低く、勉強する意義が薄いからです。
テキストに載っていないということは、宅建試験のプロである講師や監修者が、必要ない情報だと判断した可能性があります。
という方のために、次の章でテキストに載ってない場合の対処法について解説していきたいと思います。
テキストに載っていない時の対処法
テキストに載っていない時は、ネットで検索してみましょう。
ごく一部の地域や範囲でしか適用されないルールなどは、宅建のテキストに載っていないからです。
私は過去問で「東京にしかない法令上の制限」に出会いました。こんな細かい情報はテキストに載っていません。散々ネットで探して、PDFの隅っこに小さく書かれているものを見つけましたが、もちろん本試験には出ませんでした。
ネットで探して見つからなかった場合は諦めましょう。
滅多に出ない問題なので、重要ポイントに時間を割いたほうが合格に近づけます。
宅建の模試と過去問がテキストに載ってなくても合格できる理由3選!
解いている問題に関する情報がテキストに載っていなくても合格可能です。
ここでは、その理由について解説します。
理由①:本試験で7割解ければ合格できる
理由の1つめは、本試験で7割解ければ合格できるからです。
宅建は満点を目指す必要はありません。合格ラインをクリアすればいいのです。
宅建の合格点は35点~37点ほど。基本的な重要ポイントさえ押さえておけば、十分に狙える点数です。
テキストにも載ってないような情報を追いかけるのであれば、重要ポイントを覚えることに時間を注ぎましょう。
理由②:本試験問題は過去問のアドリブで焼き写し
合格できる理由2つ目は、宅建の本試験は基本的に過去問のアドリブで焼き写しだからです。
どうしてアドリブで焼き写しなのか。それは「宅建士として絶対に覚えていてほしい知識がある」から。
そのため、毎年決まって出されている問題があるのです。
仮にテキストに載っていない問題が出てきたとしても、他の多くの受験者もその問題は解けません。他の重要ポイントさえ過去問で押さえておけば、十分に合格を狙えます。
理由③:重箱の隅をつつかないほうが合格できる
テキストに載ってない情報は、重箱の隅をつつかず切り捨てた方が合格に近づけます。
出題傾向の高い知識に時間を注いだ方が、得点率が上がるからです。
出てくるか分からないような知識を詰め込んでも、得点はさほど伸びません。
テキストに載っていない情報は、基本的に必要ないと思って良いでしょう。
宅建の模試と過去問が載ってないテキストの必要性
テキストの中で、細かい情報や出題頻度の低い知識が掲載されているテキストは、基本的に必要ありません。
出題率が低いポイントを勉強しても、得点が伸びる可能性は低いからです。
もしテキストを買うのであれば、合格するために必要な情報が厳選されたものを選ぶべきです。
私は「宅建士のトリセツ」という、重要ポイントだけを押さえたテキストで勉強して、44点取ることができました。
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宅建テキスト買う際は、合格実績が高いものや評判の良いものを選びましょう。
【注意点】宅建の模試と過去問がテキストに載ってない!
出題率が低く、テキストにも載っていない情報は深追いするべきではありません。
ここでは、テキストに載っていない情報に関する注意点について述べます。
予想問題集は解かない
予想問題集は解かないようにしましょう。
出題率の低い、細かな知識を問われる可能性があるからです。
予想問題は、実力をより詳しく測るために、本試験よりやや難しめに作られています。そのため、細かい知識が必要な問題が多いのです。
細かい情報を深追いすると学習効率を下げてしまうので、予想問題は解かないようにしましょう。
ネット検索で調べる
テキストに載っていない知識はネット検索で調べましょう。
非常にマニアックな知識は、ネットにしか情報がない可能性があるからです。
特定の地域や特定の人物にしか当てはまらない法令などは、一般的な宅建テキストには載っていません。
調べても出てこない場合は諦めましょう。
探す時間を重要ポイントの勉強に当てた方が、得点が伸びやすくなります。
専門書で調べない
テキストに載っていない情報を専門書で調べるのはやめましょう。
調べるのに時間がかかり、学習効率が下がるからです。
そもそも、専門書で調べないと載っていない知識は、出題率が極端に低いです。
気になる方はネットでサクッと調べ、流し見する程度に留めておきましょう。
【まとめ】宅建の模試と過去問がテキストに載ってない!
ここまで、模試や過去問がテキストに載っていない場合の対処法などについて述べてきました。
まとめると次のようになります。
- テキストに載っていない知識は出題率が低いので切り捨てる
- 出題率の低い知識はあまり深追いしない
- 気になる場合はネットで調べ、なければ諦める
- テキストは重要な情報が厳選されたものを選ぶ
宅建試験は7割程度が過去問の焼き写しです。
宅建士として覚えておいてもらいたい、重要な知識を出題しているからです。
そのため、細かい知識を追いかけていると、得点が伸び辛くなります。
合格したい方は、出題率の高い重要ポイントに絞って勉強しましょう。