今回は宅建試験間近でも、合格に間に合うかどうかを解説します。
宅建士は勉強時間が300時間必要な国家資格です。範囲が膨大な上、専門用語だらけなので、一朝一夕には合格できません。
でも、ご安心ください。結論から言うと、3ヶ月あるなら十分合格を狙えます。
という方に向けて、この記事では、独学3ヶ月で一発合格のA・マキタが次の点について解説します。
- 宅建試験の合格は今から間に合うか
- 宅建試験の合格が今から間に合う理由
- 宅建試験が今から間に合う勉強方法
- 宅建試験まで残り3ヶ月・今から間に合った体験談
- 宅建合格が今から間に合いそうにない時
- 宅建合格に今年間に合わなくても来年の為に過去問を解きまくる
この記事を読めば、宅建試験まで間近でも合格を狙える理由や方法が分かります。
ぜひ最後までご覧ください。
宅建試験の合格は今から間に合うか?
結論から申し上げますと、今からでも間に合います。宅建試験は3ヶ月の勉強時間があれば合格できるからです。
突如、会社に受験を指示されて始めたんです。
1日前や1週間前でない限り、十分合格は狙えます。
宅建試験の合格が今から間に合う理由
と思った方もいるでしょう。ここでは、その理由について解説します。
過去問を解きまくれば合格できる
宅建試験は過去問を解きまくれば合格を狙えます。
宅建試験は、7割が過去問の焼回しだからです。
本試験では、宅建士として欠かせない知識を毎年出題してきます。そのため、試験内容が偏るのです。
過去問を正しく解きまくれば、攻略が簡単な資格とも言えるでしょう。
残り3ヶ月あれば十分時間はある
3ヶ月あれば十分に時間はあります。
毎日2時間の勉強とスキマ時間を活用すれば、合格に必要な300時間はすぐに到達できるからです。
ただ、これだけでは足りないので、スキマ時間(休憩や移動中)も使って勉強を行っていました。
ゲームや漫画に費やしている時間を使えば、1日3時間以上勉強することができるでしょう。
3ヶ月で合格したい方は、娯楽はぐっとこらえて、勉強時間に当てましょう。
300時間の勉強時間が作れれば合格できる
300時間、勉強時間を確保できれば合格可能です。宅建試験の勉強時間は300時間と言われています。
確保する方法は、先に述べた通り。毎日2時間の勉強時間とスキマ時間を使えば、案外簡単に到達できる勉強時間です。
勉強を始める前に、どうやって300時間を確保するか考えてみましょうね。
残り1ヶ月でもまぐれで受かることもある
残り1ヶ月でもまぐれで受かることがあります。
不動産経験者や法律に詳しい方は、元々持っている知識を応用できるからです。
ただし、1ヶ月で合格できるのはほんの一握り。
初めてチャレンジする方は、1ヶ月で合格できる可能性は限りなく0に近いと思っていてください。
でも、経験になるので申し込んでる人は本試験の受験はしてくださいね。
あと来年のためには勉強は継続するのはおすすめです。
宅建合格が今から間に合う勉強方法
さて、ここまで本試験間近でも、3ヶ月あれば合格できることについて述べてきました。
ここからは、どのように勉強すれば合格できるか。その具体的な方法について解説します。
とにかく過去問を解きまくる
とにかく過去問を解きまくりましょう。宅建試験は7割が過去問を参考に作られているからです。
始めのうちは「テキスト→過去問」で慣れていき、1ヶ月ほど経ったら「過去問→テキスト」にシフトチェンジしていきましょう。
テキストは「確認程度」で使うのがポイント。
では、学習効率が落ちて間に合いません。テキストはサラッと読んで過去問を解く。
とにかく過去問を解きまくることに集中しましょう。
ちょっとしたスキマ時間でも1問1答
ちょっとしたスキマ時間には、1問1答を解きましょう。
「塵(ちり)も積もれば山」となるからです。
私も休憩時間などにちょこちょこ解いていました。1日に20問~30問は解いていたので、3ヶ月で大体1,800問~2,700問前後解いていたことになります。
非常に小さな積み重ねですが、合格率を高める重要な勉強法です。
5分以下でもスキマ時間がある時は、1問1答を解きましょうね。
模擬試験は受けないで過去問を解きまくる
本試験間近で宅建にチャレンジする場合は、模擬試験を受けるのは辞めましょう。
模擬試験は実力試しにもってこいですが、難易度がやや高めだからです。
点数が低くて落ち込むくらいなら、分野別過去問を解き続けた方がよっぽどコスパが良いです。
出題率が低い問題も出てくるので、学習効率も落ちやすいです。
本来、模擬試験は「学習計画を見直すツール」です。
ただ、試験間近で勉強を始める場合、間違いなく模擬試験を受ける余裕はありません。
模擬試験は受けないつもりで過去問に注力を注ぎましょう。
試験直前には会社を休んででも過去問を解きまくる
試験直前は会社を休んででも過去問を解きまくりましょう。
圧倒的に時間的余裕が足りないからです。
あなたのライバルは、データ的に半数以上が「2回目以上」の受験者です。そのライバルを追い越すには、3ヶ月間では圧倒的に時間が足りません。
会社に事情を説明し、少しでも合格に近づけるよう、こんなこと言ってみてください。
試験間近は勉強に集中できる日を作ってくださいね。
本当に時間がない時は宅建業法だけを解きまくる
日々の仕事や育児が忙しく、勉強に手が回らない方は「宅建業法」だけは解きましょう。
宅建業法は最も配点数が多い上に、簡単な科目だからです。
合格ラインは35点~37点。宅建業法で満点を取れば20点取れますから、他の3科目で5点ずつ取れば十分に合格を狙えます。
もし忙しすぎて時間が取れない方は、宅建業法に重点を置いて勉強しましょう。
宅建試験まで残り3ヶ月・今から間に合った経験談
これは私の宅建3ヶ月合格体験談です。
当時、不動産会社に勤めていた私は、ある日突然上司に呼び出され、こう言われたのです。
薄給だった私にとって、それは天の助けとも言えるレベルの手当額。私は即答で受験を約束しました。
しかし、帰宅した私は宅建試験の情報を調べて絶望しました。
入社して間もなかった私は、宅建試験の難しさを一切知らなかったのです。もちろん、法律に関する知識も一切ありませんでした。しかし
お金につられて頑張ることにしたのです。
翌日から、宅建に全てを捧げる生活が始まりました。
まずは試験の特徴・勉強方法・おすすめテキストなどをリサーチ。必要な勉強時間や時間配分を洗い出し、スケジュールを組みました。
やるべきことが決まったら、次は勉強に取り掛かります。早起きして、出勤前は1時間勉強。休憩時間は1問1答にかじりつき、移動時間は動画を見ていました。
圧倒的に勉強時間が足りないと感じた私は、部屋の至る所にコピーした過去問や暗記すべき情報を貼り付けたのです。
ある時は腕にまで語呂合わせを書き込み、仕事の合間に覚えていました。
これで文字通り、寝ても覚めても宅建です。
1ヶ月過ぎた頃からは、ひたすら分野別過去問を解き続けました。最初は正答数ボロボロだった分野別過去問も、次第に正解が増え、自信がつくように。
分野別過去問を7周する頃には、95%以上の解答率を誇り、かなり自信がついたのを今でも覚えています。
試験直前期は年度別の過去問を解き、合格へのイメージを高めました。
もはや「宅建狂」とも呼べるくらいのやばい状態になった私ですが、でもやはり不安。
その不安が影響したのか、試験当日は、全て1問ずつズレた状態でマークシートを記入するというハプニングが。
しかし、しっかり見直したおかげでなんとか回避できたのです。
そして無事合格することができたのです。
奇跡的に独学で合格できましたが、寝ても覚めても勉強だったので、非常にしんどかったことを覚えています…。
【通信講座】宅建合格が今から間に合いそうもない時
という方は、通信講座を利用しましょう。
私が辛かった理由の1つは「効率的な勉強方法が分からなくて不安」だったことです。
と考えながら勉強していると、次第に不安になり、モチベーションがどんどん下がってきます。
通信講座なら「やるべきこと」が最初から明らかです。初学者の方でも合格できるようにカリキュラムが組まれており、テキストや解説動画も分かりやすく作られています。
時間をとって、机に向かえば合格に近づけるので、余計なことを考えなくて済むのが魅力。
という方は、一人でじたばたせずに通信講座を利用するのがおすすめです。
今思えば、通信講座を使っていれば、数倍楽に合格できたと感じています。
当サイトでも、おすすめの通信講座を解説していますので、よければ参考にしてみてくださいね。
今年宅建合格に間に合わなくても来年のために過去問を解きまくる
もし、今年は合格に間に合わなくても、来年のために過去問は解いておきましょうね。
今年基礎を学んでおけば、来年の試験がぐっと楽になるからです。
合格できなくても、決して無駄にはなりません。受験生の半数以上が、1度は不合格になっているデータがあります。
もし間に合わなくても、1回目は本試験の練習だと前向きにとらえて勉強しましょう。
【まとめ】宅建試験の合格は今から間に合うか?
今回は、宅建試験を今から勉強を始めても、間に合うかどうかについて述べてきました。
まとめると次のようになります。
- 試験3か月前から初めても間に合う
- 過去問を正しく解くのがカギ
- 3ヶ月の独学でも合格できるが、とても辛い
- 通信講座を使えば3か月でも楽に合格可能
独学3ヶ月で合格するのは、正直とても辛い道のりです。
正直、私はもう2度とあんな生活を送りたくありません。
という方は、通信講座の利用を検討しましょう。あの頃に戻れるなら、私は私自身に言いたいです。
当サイトでもおすすめ通信講座を解説しています。迷ったときはぜひ参考にしてください。