今回は宅建試験のための知識が覚えられないことについて解説します。
宅建に限らず、勉強してもなかなか知識が身につかないことはよくありますね。
せっかく頑張っているのに、覚えられないとモチベーションも下がってしまいますよね。
そこで、この記事では以下の内容について解説します。
- 宅建の勉強が覚えられない理由
- 宅建の勉強が覚えられない時の勉強法
- 宅建の勉強を楽に覚えられる方法
独学1回目で苦労したM・クボイが、2回目の通信講座で合格した経験談を交えてお話していきます。
覚えられない原因を理解して、効率の良い勉強につなげていきましょう。
宅建の勉強が覚えられない理由
せっかく勉強した内容が覚えられない理由はいくつかあります。
原因別に詳しく見てみましょう。
忘却曲線があるので普通は覚えられない
覚えたことを忘れていくのは当たり前のことです。
人間は、記憶したことの7割を次の日には忘れてしまいます。
エビングハウスの忘却曲線はご存じでしょうか。記憶したことを、どの程度覚えていられるかを実験したものです。
忘却曲線によると、覚えた文字列は20分後には50%近く忘れてしまうとのこと。
という方は、人として当たり前の現象が起きているのだと理解し安心しましょう。
繰り返し勉強すれば、必ず定着します。
テキストを読みまくってる
テキストを読みまくっている方は、なかなか知識が定着しません。
インプットばかりでは、覚えることができないからです。
記憶を定着させるには、情報を出し入れする必要があります。
インプットした情報を使って、初めて記憶に残っていくのです。
ですから、テキストを読みまくらず、過去問でどんどんアウトプットしていきましょう。
過去問を解きまくらない
過去問を解きまくらない方は、なかなか覚えられません。過去問を解く量が少ないと、記憶が定着しないからです。
知識は、過去問でアウトプットを繰り返すことで定着します。
過去問を解いているのに覚えられない方は、解く量が少ない可能性があります。
時間を確保して、過去問を解く回数を増やしてみましょう。
過去問の解き方が間違ってる
過去問の解き方が間違っていると、なかなか覚えられません。
過去問の正答数にこだわって解いていると、理解が深まらないからです。
過去問を解く際は、肢についてどの部分が誤りなのか、第3者に説明できるくらいまで理解を深めましょう。
法令が作られた背景や根拠を理解することで、イメージがつかみやすくなり、より記憶に定着しやすくなります。
予想問題集を解きまくってる
予想問題集を解きまくっている方は、重要ポイントを見逃しがちになります。
宅建試験において予想問題集は、出題率の低い情報も出題されています。そのため、重要ポイントを効率的に勉強できなくなってしまうのです。
宅建は過去問からの焼回しが多い試験なので、過去問を中心に勉強しましょう。
勉強時間と遊び時間が一緒になってる
勉強時間と遊び時間が一緒になっていると、勉強に集中できず、覚えづらくなってしまいます。
だらだら行っていると、全く頭に入ってこないからです。
勉強しながらゲームしたり動画を見たりしていませんか?
これは勉強していますが、暗記においてものすごく効率が悪くなってしまいます。
勉強中は趣味などから一切離れ、勉強後に思い切り堪能しましょうね。
宅建の勉強が覚えられない時の勉強法
という方に向けて、具体的な勉強方法について解説します。
基本的に覚えられないというスタンスで諦めて勉強する
基本的に「人は忘れる生き物だ」ということを理解しておきましょう。
昨日勉強したことの7割は忘れます。
これは、あなただけではなく、多くの受験者に言えることです。
自分だけが覚えられないと思うと、モチベーションが下がってしまいます。
忘れることを前提に勉強しましょうね。
過去問を1肢ごと解きまくる
過去問は「1問」ではなく「1肢」にこだわって解いてください。
1肢をじっくり掘り下げれば、理解が深まり、覚えやすくなるからです。
✕がどのように✕かを答えられることが重要なのです!
あなたが根拠をもって正解できたのかどうかです。
問題に正解していても、肢を選んだ理由を説明できなければ、理解したとは言えません。
効率的に覚えたい方は、焦らずに肢1つ1つを丁寧に掘り下げましょう。
覚えられなくても次に進む
知識を覚えられなくても、次に進んで下さい。繰り返し勉強すれば、必ず覚えられます。
1つの問題や情報にこだわり続けると、勉強効率が下がります。
忘却曲線を思い出してください。人は1日で70%忘れる生き物です。
覚えるには繰り返す必要があります。繰り返すには時間が必要です。
1日で覚えようとせず、数カ月かけてじっくり覚えていきましょう。
そのためには、覚えられなくても次へサクサク進んでいく勉強法も大切です。
宅建業法だけに絞って勉強してみる
どうしても難しいと感じる方は、1分野に絞って勉強しましょう。
情報過多にならず、集中して勉強することができます。
おすすめの分野は宅建業法です。内容も簡単で、得点率も上がりやすいからです。
覚えることに難しさを感じている方は、ぜひ試してみてください。
苦手な科目を捨ててみる
先ほどとは逆で、苦手な科目は捨ててみましょう。得意な分野や科目に特化することで、勉強効率を上げることができます。
例えば多くの方が苦手な「法令上の制限」には、捨てることができる科目がいくつかあります。
もちろん、苦手であっても重要なポイントは押さえたいところ。一通り勉強して、どうしても苦手な部分だけ捨てていきましょう。
ノートは作らない
覚えるためにノートを作るのは控えましょう。
書いて覚えるのはコスパが悪いからです。
ただ、勉強範囲が広く、情報量も多いので、とてもノートにまとめきれませんでした。
ノートを作るくらいなら、過去問を1問でも多く解いた方が勉強効率が高いです。
ノート作りには手を出さないようにしましょう。
語呂合わせ暗記帳は作ってみる
どうしても覚えられない方は「語呂合わせ」がおすすめです。
語呂合わせなら、文章の丸暗記に比べて効率的に覚えられます。
宅建業法や法令上の制限には、暗記すべき内容が多いです。そのため、テキストやネットにユニークな語呂合わせが数多く存在します。
語呂合わせでなくても、何度勉強しても覚えられない部分を暗記帳に書き込むのも手です。
自分だけの暗記帳を作れば、覚えるのも楽しくなりますよ。
【通信講座】宅建の勉強が【楽に】覚えられる方法
私は独学で一度不合格になっています。原因は勉強効率が非常に低かったことです。
重要ポイントを押さえていなかったり、余計な情報を詰め込んだりすると、勉強効率はどんどん下がります。無駄な知識を詰め込むと、重要な知識を忘れてしまいます。
通信講座ならそのような心配はありません。初めから「覚えるべき知識」のみをテキスト・講座で分かりやすく指導してくれるので、無駄を一切省くことができます。
私は通信講座を利用することで勉強効率が跳ね上がり、難なく合格することができました。
なかなか知識が定着しない…という方は、通信講座を使えば一発で解決できますよ。
【まとめ】宅建の勉強が覚えられない
今回は、宅建の勉強が覚えられないことについて解説してきました。まとめると次のようになります。
- 「人は忘れるのが当たり前」という前提で勉強する
- 記憶を定着させるにはアウトプットが重要
- どうしても難しい場合は通信講座を利用する
とネガティブになる必要はありません。人は忘れる生き物です。
とはいえ、宅建試験は覚えないと合格することはできません。
繰り返し学習するのが重要ですが、やみくもに反復するだけでは、合格が遠のいてしまいます。
1年を棒に振ると、モチベーションも大きく下がるのは身をもって経験済みです…。
モチベーションが下がってチャレンジを諦めてしまっては、合格できるものもできません
なかなか覚えられない…という方は、合格へのモチベーションが高いうちに通信講座を利用しましょうね。