今回は宅建試験に合格するために、勉強期間は何か月必要かについて解説します。
宅建試験は範囲が膨大なうえに、非常に難しい試験です。
1日や2日では到底合格で決ませんので、早め早めの準備が必要になるでしょう。
そこで、今回は宅建試験を3か月の独学で合格したA・マキタが次の点について解説します。
- 宅建に合格するための独学勉強期間は何ヵ月
- 宅建で合格する期間別勉強時間とスケジュールは何ヵ月
- 宅建で合格する最短勉強期間は何ヵ月
- 【期間別】宅建に合格する勉強方法
- 【まだ間に合う】宅建に合格する期間別通信講座は何ヵ月
この記事を読めば、あなたが合格するまでの勉強期間や勉強時間がまるわかり。
目安を理解して、効率的な学習を行っていきましょう。
宅建試験に合格するための独学勉強期間は何ヶ月?
独学宅建試験に合格するための勉強期間は平均6か月と言われています。
ここでは、通信講座と比較しながら勉強期間について詳しく見てみましょう。
独学の勉強期間
独学の勉強期間は3か月~1年とまちまち。勉強を始める人の環境や基礎的な知識によって異なるからです。
例えば、不動産会社に勤めている方や経験者であれば、基礎知識があるので期間は短くなります。初学者は難しい単語に苦戦するため、やや勉強期間が長くなるでしょう。
独学は本人の環境や基礎知識に左右されるため、大きく差があります。
通信講座の勉強期間
通信講座の勉強期間は大体6か月前後です。
6か月であれば、毎日無理なく学習できる期間であり、それに合わせてカリキュラムが組まれているからです。
1~2か月目は「テキスト→過去問」で学習サイクルを回し、後半は「過去問→テキスト」がメインになります。
テキストや講義で丁寧に指導してもらえるので、基礎知識がなくても半年ほどで合格できるでしょう。
宅建で合格する期間別勉強時間とスケジュールは何ヶ月?
宅建で合格するための勉強時間は300時間前後と言われています。
では、これは1日に換算するとどのくらいのペースなのでしょうか。
詳しく見てみましょう。
1日に換算した勉強時間
6ヶ月間勉強する場合、1日の勉強時間は次の通りです。
300時間÷180日間(6ヶ月)=1.6666
つまり、1日1時間半~2時間ということです。
勉強する習慣がない人にとっては、少しハードルの高い勉強時間になるでしょう。
1ヶ月に換算した勉強時間
6ヶ月間勉強する場合、1ヶ月で換算すると次のようになります。
300時間÷6ヶ月=50時間
1ヶ月の勉強時間は約50時間です。
社会人の方は、早起きしたり、趣味に回す時間を削ったりする必要があるでしょう。
6ヶ月に換算した勉強時間
ここまで述べた通り、6ヶ月間で合格を目指すには300時間前後の勉強が必要です。
宅建は膨大な範囲と難しい用語が並んでいるので、理解や反復に時間がかかるからです。
ただし、これはあくまでも平均です。初学者の方は400時間ほど必要な場合もありますし、経験者は250時間程度で済む可能性もあります。
あくまで合格するための目安として捉えておきましょう。
宅建で合格する最短勉強期間は何ヶ月?
社会人が宅建で合格する最短勉強期間は3ヶ月です。
これ以上短くなると、どうあがいても合格までの勉強時間を確保するのが難しくなります。具体的なスケジュールは次の通り。
- 1ヶ月換算…100時間
- 1週間換算…25時間
- 1日換算…3時間~4時間
正社員で働いている社会人が、4時間以上の勉強時間を毎日確保するのは困難を極めるでしょう。また、4時間以上勉強しても、疲れて勉強効率がかえって落ちてしまいます。
「1ヶ月で合格した」
なんて猛者も聞いたことがありますが、大体は法律系の資格を持っている経験者です。一般的な方の最短合格は3ヶ月と心得ておきましょう。
【期間別】宅建に合格する勉強方法
さて、学習期間について述べてきましたが、その期間に具体的にはどのような勉強をすれば合格できるでしょうか。
基本的な学習サイクルは「テキスト→過去問」から始まり、理解が進んだら「過去問→テキスト」になります。
この点を踏まえ、期間別に具体的な勉強方法について解説していきます。
1ヶ月勉強方法
1ヶ月間で合格するには、宅建業法を最優先に行い、その他の分野では優先ポイント以外を捨てることです。
宅建試験は、過去問を参考に作られているので、テキストを全てカバーする必要はありません。
テキストの最重要ポイントだけ読み、過去問を解き、振り返る…このローテーションを宅建業法→権利関係→法令上の制限→税・その他の順番で回します。
ただし、合格できるのはほんの一握りだと思っていてください。1ヶ月で学習する場合は、1日に10時間の勉強が必要です。
たとえ無職でも、この勉強時間を30日間行うのは非現実的と言えます。1ヶ月間で合格できるのは、ベテランの不動産業者かこの勉強スケジュールをやり切った方だけでしょう。
しかしこの1ヶ月で「まぐれ」で受かる人もいます。そのような人は宅建業法だけをみっちり勉強し、その他の分野に関しては捨てるという人もいます。
そして見事まぐれで合格する人も中にはいるようです。
しかし大方の人はほとんど受かることはありませんので、あまりおすすめでできる期間ではありませんね。
⇛まぐれで受かった
3ヶ月勉強方法
3ヶ月で合格したい方は、とにかく隙間時間を活かして勉強しましょう。
務めている方は、1日に3時間~4時間の勉強時間を確保するのが難しいからです。
出勤前や休憩時間を上手く使い、テキストやアプリを駆使しながら勉強すれば合格は不可能ではありません。多忙を極める方は、流し聞きや壁にテキストを貼ったりするのもありです。
ただ、帰宅してから長時間学習するのはやめましょう。疲れているので学習効率が落ちます。
3ヶ月で合格するのは非常に大変ですが、隙間時間を上手に使えば合格は見えてきます。
6ヶ月勉強方法
6ヶ月で合格したい方は、勉強を継続できるよう工夫しましょう。
毎日1時間半~2時間するのは意外と大変で、挫折する方も多いからです。
朝に30分、昼に30分、夜に30分と分割すれば、勉強に取り組みやすく、継続させやすいでしょう。勉強が終わったら自分にご褒美…なんていうのもありです。
忙しい社会人にとっては、1時間半~2時間の勉強時間はハードルが意外に高いです。合格するには継続が大事なので、勉強時間の分割やご褒美でモチベーションを保っていきましょう。
1年勉強法方法
1年間勉強する方は、毎日短い時間で学習していきましょう。
途中で飽きたり、疲れたりして脱落しないためです。
1年間あれば、かなり余裕をもって学習できるでしょう。合格目安である300時間を365日で割ると、毎日45分~50分で事足ります。
まずは1日10分~20分で構いません。半年かけて「テキスト→過去問」をじっくり回していくつもりで良いでしょう。後半は「過去問→テキスト」で理解していない部分を補完していくだけで済みます。
【まだ間に合う】宅建に合格する期間別通信講座は何ヶ月?
独学は本人の環境や基礎知識によって、勉強期間が左右されてしまうことについて述べました。
その点、通信講座ならそのような心配がありません。基礎知識のない初学者も6ヶ月前後で合格できるようにカリキュラムが組まれているからです。
ただし、通信講座によってカリキュラムの期間は様々。そこで、ここでは通信講座別の合格期間について解説していきます。
アガルート
アガルートの最短合格期間は3ヶ月です。
テキストは非常に分かりやすく情報が集約されており、効率よく学習できるので、短期間での合格が可能です。
講義動画もありますが、テキストの内容と重複しているので、基本的にテキストだけで学習を進めるといいでしょう。
最短で合格したい方は、アガルートのスピード合格カリキュラムがおすすめです。
⇛アガルート
フォーサイト
フォーサイトの最短合格期間も3ヶ月です。
短期合格の秘密は、忙しい方に向けて作られたオリジナルカリキュラム。
合格点主義を掲げているフォーサイトは「必要な部分だけ」をテキストに載せているので、非常に効率よく学習できます。
無駄を排除して時間を効率的に使いたい方は、フォーサイトがおすすめです。
⇛フォーサイト
スタディング
スタディング最短合格期間は3ヶ月~6ヶ月です。
初学者のために効果的に作られたテキストや動画を、スマホ1つあればどこでも見られるからです。
合格期間に幅があるのは質問機能がなく、場合によっては自分で調べる必要があるため。
とはいえ、非常に分かりやすい構成になっているので、長くても6ヶ月勉強すれば合格できるでしょう。
⇛スタディング
資格スクウェア
資格スクエアの最短合格期間は2ヶ月と言われています。
超短期集中合格講座という、資格スクエア独自の短期合格を目指すプランがあるからです。
こちらの講座では、最重要ポイントに絞って集中的に指導。独学では時間がかかりがちな「権利関係」も、非常に分かりやすく解説してくれるので、効率良く学習することができます。
⇛権利関係で必ず出る分野はこれだ!
価格も2万円台と超お得。コスパよく最短で合格したい人におすすめです。
資格対策ドットコム
資格対策ドットコムの最短合格期間は4ヶ月です。
質問回数が無制限なので、理解が難しい部分は分かるまでサポートしてくれます。
他の通信講座と比べて少し期間が長いのは、テキストが初学者にとっては少しシンプル過ぎるからです。足りない情報を自分で書き足していく必要があるでしょう。
勉強期間に余裕がある方は、低価格で始められる資格対策ドットコムでコスパ高く合格を目指していきましょう。
オンスク jp
オンスク.jpの最短合格期間は3ヶ月~6ヶ月です。
分かりやすく、かみ砕いたテキストや動画をスマホで視聴可能なので、隙間時間の勉強で十分合格を狙えます。
ただし、過去問の数は他の通信講座と比べてやや少なめ。自分で補完する必要があるので、期間には幅があります。
宅建の通信講座には珍しく、月額(サブスク)の支払いも可能。勉強期間が短ければ短いほどお得になりますね。
【まとめ】宅建試験に合格するための独学勉強期間は何ヶ月?
ここまで、独学で宅建試験に合格するための勉強期間について述べてきました。まとめると次のようになります。
- 独学で合格するための平均的な勉強期間は6ヶ月だが、個人差あり
- 現実的な最短合格期間は3ヶ月
- 通信講座であれば最短2ヶ月、長くても6ヶ月で合格を狙える
独学での勉強期間は、個人差がかなりあります。知識がない方は、ほとんど手探りで勉強することになるからです。
その点、通信講座なら初学者でも3ヶ月~6ヶ月程度で合格できるようカリキュラムが組まれています。勉強する時間を確保すれば、独学よりも合格できる可能性は大幅に高まるでしょう。
「なるべく勉強期間は短くしたい!」
という方は、効率よく学習できる通信講座の利用をおすすめします。